自社の強み 何がダメだか知りたい!

こんにちは!株式会社LAB.Uのマーケティング担当です!
今回は「自社のWeb広告や強みの打ち出し方」についてお話します。
その思い込み「本当に消費者が求めているもの?」
Webサイトでの打ち出し方や広告の表現ってどうしても偏りがちになるものです。
特に自社の強みやこだわりが強い企業ほどその傾向があります。
しかし、本当にその強みや表現って選ぶ消費者が求めているものでしょうか?
確かに企業の広告やブランディングにおいて自社の強みを理解する事は重要な事です。
でも、それが長いこと自社の商品やサービスを売り続けていることで固定概念になってしまったり、本当はもっと魅力的なことがあるのに見落としていたり、差別化できていると思っていることが実は現状の業界では当たり前になっていたりと一つの視点だけでは見切れないということはあるものです。
消費者目線で見たら実は「〇〇が強みだった!」
実際に弊社のアドバイザーが体験したお話でお客様は小さな飲食店さん。
お話を伺っているとそのお店の強み(だとオーナーが思っていたこと)は「安さと手軽さ」。
あまり広くないお店で客席のほとんどはカウンター席の洋食。
お一人様需要にターゲットを絞った集客をしていました。
飲食業が厳しい現代、広告してもなかなか思うような効果が出ていません。
内装もお洒落、お料理も美味しい。なのに客足がなかなか伸びない。
相談を受けたアドバイザー、まずは実際に訪れているお客様を観察してみます。
そして常連だという方の年齢層や特徴をスタッフさんからヒアリング。
実際によく売れているというメニューの構成などもチェック。
- 確かにお一人様需要はある
- 口コミサイトでのお料理評価なども悪くはない
- 安さを強みにしている割に客単価も悪くない(年齢層も30代以上が主要)
- 常連さんはよく新規のお客様とふたりで訪れる
さあ、もう勘がいい方なら気付いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よーく業態の研究や検証を進めていくと見えてきたのは新しい需要・特徴
「カウンター席だと一緒にきた方と話が弾む、距離感が近く感じる」
そう、常連の多くは連れてきた方とより親密になるためにこのお店を選んでいたのでした!
弱みだと思っていたカウンター席の多さは実はオンリーワンな強みだったのです。
実際提案してみてもオーナーさんは疑心暗鬼。レストラン競合地区でカップル向けの飲食店は沢山あるし、勝負にならないと言っていましたがとりあえずものは試し。
ということで早速カップル向けのキャンペーンやふたりでシェアできるペアリングメニューの開発、ディナーの雰囲気作りを提案。
少し広告のコンセプトを変えて告知!
その結果、徐々にその認知が広がりデートや会食で気軽に使えるお店として連日賑わうようになったのでした。
部下の本音は本音じゃない?
おそらくどの企業でも広告戦略の会議や集客の為のミーティングはしていると思います。
「これがダメ!」と現場や部下の方が思っている事があっても経営・幹部の皆さんを前にして
「その考え違うと思います。」というのはなかなか言いづらいですよね。
また、社内で何か提案しても「うちは〇〇でこれまでやってきたから」「〇〇がどこにもない強みだから」という反応があるものだと思います。
やはりアドバイスをしていても「うちは〇〇じゃない!!」とお叱りをうけることも多々あります。
でも、これまでと同じことを続けていく限り現状は変わらないのです。
言いにくい事を会社目線に立ってお伝えする事も私達の役目だと思います。
消費者の需要も競合環境も日々変化していきます。
一年前には自社の大きな強みだった事が周りを見るといつのまにか業界の当たり前になっていることなんて無数に存在します。
その中で何を求められているのか、同じ強みでも表現の仕方を変えた方が伝わるのか等色々と柔軟に考える事が大切だと思います。
そして何より結果として新しい集客の道が広がり売上が伸びる事が大切だと思っています。
差別化しても伝わらなければ「区別」がつかない
タイトルの通りいくら競合他社と差別化してもお客様の目線や求めているものに合わなければそれは興味がもたれないことで区別がつかない情報なのです。
もしそこに経営陣の大きなこだわりがあるとするならば伝える努力・手法をもっと変えていかないといけないと思います。
それこそ今は消費者が気付いていない情報が本当は重要なんだと知らせて、そこを新しい魅力として届けていく方法を編み出す事が重要です。
客観的なアドバイスをくれるパートナーが必要
当社のコンサルティングは御社の見えない魅力、消費者が何で選んでいるかを客観的に分析しアドバイスを行います。
サービス業、小売業、様々な業種での経験を生かして御社でしかできないサービスの開発とその告知、ブランディングをしっかりと手を組んでお話していきます。
ベンチャー企業や中小企業、個人経営ですとなかなかそういった相談をする先もいなかったりすると思います。また、本格的なコンサルティングは邪魔だと思う経営者の方も多くいらっしゃると思います。
難しい話を畏ってするのではなく当社はできれば「経営者のよき話し相手」でいたいと思っています。
「こんなのどうかなー?」や「お客さんからどう見えてると思う?」などちょっとした疑問を話あって解決していくお手伝いができるのが当社の強みだと思います。
何かに悩んでいる方、お試しと思って是非一度お話だけでも聞かせてください。